清水寺の八福神
- 2015/07/01 00:01
- カテゴリー:清水寺
正徳二年(1712)清水寺に「八福神」の奉納がされました。
仏教の経典に拠る「七難即滅、質福即生」の協議を源とした「七福神」信仰が、庶民の間で盛んに行なわれましたが、此の七福神に多福の象徴である「於福(おふく)」と言う女神が加わった絵図は夙つとに珍しく、清水寺では八福神信仰が盛んとなり、七福に倍する「福」が巷間で評判となりました。
この事が契機となり、八福神のご利益を、参拝の方々にお分けするために版木が起こされ「七福よりいっそう福に恵まれる」縁起物として、善男善女に喜ばれたことが伝えられていた。
此の「八福神遊戯之図」の版木が、平成18年(2006年)8月、清水寺大日堂(真福寺)で発見されました。